第2話 -承-

 彼女の名前は田崎美歩。東京に上京したばかりの俺のアパートの上の階に住んでいた。思わぬ

 室内スコールをきっかけに俺と美歩は出会いそして、付き合うことになった。もちろん俺の猛烈な

 アタックの甲斐があっての結果だが。美歩は、美大に通う21歳のごく普通な女の子。そして俺は

 ミュージシャンになる夢をもった23歳。(プータロー)こんな俺でも美歩は、

「夢を追いかけてる修クン。美歩は応援してるからね。」
 なんていってくれる。がんばらないとなー、思わず顔がにやけてしまう。

 

ジリリリリ…(携帯の鳴る音)

 

「ああ、修?俺だけど。」
「なんだよ浩介。」
  声の主は、数少ない親友の浩介だった。
「こういうこと、俺が言うべきではないと思ったんだけど、やっぱり黙っておけなくて…」
「気持ちわりーな、はっきり言えよ。どーせ、くだらねーことだろ?」
「美歩ちゃんのことなんだけど、彼女、男をトッカエひっかえ変えてる女ってこの辺じゃ、
 有名みたいだぜ。気をつけろよ。」
  電話を切ったあと、僕は動揺していた…。

                                                次のページへ  転(東雲順彦編)